就職活動での志望企業の選び方

体力と精神力と時間に余裕があるのなら、早いうちから会社を選ばずとりあえず手当たり次第受けまくっておくというのはある。
場数を踏めば面接も強くなるし、それほど魅力を感じていない会社でも、内定があるとなんとなく自信が出てきて、更に他の会社の面接も強くなるから。
内定をもらってしまうとその後多少人事からのフォローがうざいが、内定にはそれだけの価値はある。

更にそれなりの会社の内定を持っていることを伝えれば、企業の側も、無い内定の就活生より、他の会社に内定を持っている就活生の方が、安心できるというか、他の会社が認めている人なのだから良いのではないかと思わせることができるという効果もあります(業界が違いすぎると志望動機でカバーできなくなりますが、「仕事に興味はないけど、勉強のため受けたら内定してしまった」とでも言っておけば大丈夫です)。

ただ、体力と精神力と時間には限度があるから、実際上は会社を選んで志望企業を少し絞らないとやりきれないと思います。

で、志望企業の選び方に関して僕の思うことを少し、

自分と会社の相性を考えよう

自己分析や企業、業界研究の結果を基に、自分に向いている業界や会社はどこか?を真剣に考えたほうがいい。
大学にも一応校風みたいなものはあるが、人が4年で入れ替わるのでそれほど極端ではない。一方、会社は同じ人たちが何十年も長く居つづけるところなので、みんな何となく似てくるため、社風というのは会社ごとにかなり差が大きい。会社によって価値観や基準、常識や習慣が全然違ってきます。本当に。

パンフレットにはどの会社も同じようなことが書いてあり、会社もウソを言っているつもりでは多分ないのですが、会社ごとに基準の置き方自体が違うから、実際には会社ごとに全然色々と違います。
例を挙げると、同じように「若い人が活躍する職場です」って書いてあっても、あるベンチャー企業においては20代前半の人を若い人と言っている一方、あるインフラでは、30代後半までを若い人としている。みたいな。

あなたがその会社で働いて活躍でき、成長できるか。また、楽しく働けるかはあなたと会社との相性に関わる部分がとても大きいです。
そして、相性の良い会社や業界の方が選考にも通りやすい。なぜなら、会社は入社して活躍してくれそうな人が欲しいわけで、活躍するかどうかは能力もあるけど相性が影響すると思っているから、暗黙の選考基準になっていることは多い。
このため、あなたにとってはいい会社でも、他の人には向いていないということも、その逆もたくさんあるので、就職偏差値や、就職人気ランキングとか気にして選んでいると、間違った会社選びをしちゃうかもしれませんよ。

大手病は危険

業界問わず大手のみ受ける、いわゆる大手病ってやつですが、業界が分散するとどうしても業界研究が手薄になり、志望度が薄いことを露呈しがちだし。
できれば、受ける業界の数をを5-7業界程度、それもなるべく隣接業界中心とほどほどに押さえ、その分各業界で5社くらい受けておいたほうがいいと思う。
また、大手企業に関してですが、今後43年も働くとなると、その間にはJALや東電のようなこともありうるし、大手なら安泰という時代では全然無いことを認識したほうがいい。

また、大手でなくても、43年あれば成長したり、合併等で大手企業になっちゃう可能性も十分あり、今大手企業であることにそれほどこだわっても甲斐が無いかもしれない。住友金属も日本興亜も合併すれば簡単に業界トップになっちゃうわけだし。

特定業界一本も危険

業界を絞ったほうが、業界、企業研究は効率よく進められるが、特定の業界1本というのも受けられる会社数が減ってしまうためそれはそれで危険だ、
特に、くじ並みの倍率になるマスコミ1本は高スペック就活生でも危険。就職留年覚悟ならいいけど、就職留年ってのは生涯所得で考えると、新入社員の1年分の年収350万分減るんじゃなくて、定年間際で年収1000万以上の年の所得が1年分減るとことになるということをお忘れなく。
選考時期がずれる外資金融、コンサルファーム、テレビ局などは全滅しても次があるからまだいいんですけどね。

ブラックは避けよう

受けるだけなら別にいいんですが、入社してやっぱり持たなくて3年も経たずに退職してしまった人というのは、「続かないのではないか、採用してもすぐ辞めてしまうのでは?」と思われて、中途採用市場での受けが悪いため、転落の始まりになってしまう可能性がある。
特に、根性なしとか正義感が強いとかメンタル強くないことを自認する人は3年持たない人が多いブラック企業は避けよう。大手でなくてもいいから3年は辞めずに持ちそうな会社に行こう。

学歴フィルターには勝てない

ある程度採用数が多い会社で、あなたの学校から何年間も採用実績が無い会社は、内定できる可能性はあまり高くないと思ったほうがいい。
採用数が少ない会社の場合やあなたの学校の学生数が少ない場合はたまたまないだけの可能性もあるが、採用数3桁に近い会社が何年間も取っていないというのはその会社の選考プロセスに学歴フィルターがある可能性が高い。あれにはなかなか勝てない。ぽつんと採用実績があったとしてもコネだったりという可能性もあり、それでもアテにしきれないんですが。
その場合、余程のスペック優位が無い限り、またあったとしても徒労に終わる可能性が高いことは否めない。そういう会社は僕なら捨てて、他の会社の就職活動を頑張る。
何万通もESが来る人気企業は、とにかく最初にESをふるい分けることが大変なので、最初に何分の1位までESを絞るには、読まなくても一目で見分けられる大学や年齢などの情報は使いやすいのです。ふるい分け用リストができている会社もけっこうあるとか。更に、このリストセレクトが雑で、ICUや東外大や医科歯科大(非医学科)などが入ってなかったりするという話を聞いたことがあります。

僕の会社では明確な学歴フィルターはありませんが、これまでの採用実績で言えばいわゆる1流大学、1.5流大学の方が内定出る確率は確かに高いです。そう考えると、最初から学歴フィルターを使ったほうが採用活動の効率自体は上がるであろうことは想像できます。

採用する側にも、人手や費用の制約はあるので、合理的に考えると確率の高い学校に絞るというのは無い話ではない。合理的に考える外資が学歴フィルターを使うというのは納得できる話です。

僕の会社は、そんなに人気企業ではないから、2流大学にもいい人はきっといるはずで、他の会社が学歴フィルターで撥ねてしまった2流大学のいい人を取りたいという願望があるからやらないけど、1次選考を通過した無名大学生が懸念していた通りSPIで次々と足切りされていくのは悲しいものがあります。SPI受けてもらうのにもお金がかかりますからねぇ。
そうすると、なんとなく有名大学生を優先して通そうかという気になることも正直なくはないです。


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